慶應義塾大学法学部 法学研究所

組織

組織

所長挨拶

  法学研究所は、司法研究室(1966年発足)を出発点とする50年以上の歴史をもつ組織です。

  法学研究所の最も大きな役割は、法曹界を目指す皆さんの活動をバックアップすることにあります。具体的には、法学研究所が提供する主要法律科目の講習、答案練習会、弁護士事務所での法曹体験ゼミナールなどが、三田法曹会の強力なバックアップのもとに実施されており、とくに、答案練習会は、問題の質の高さとともに、学外の模試とは比較にならない丁寧な指導・添削など、質の高いプログラムになっております。そして、これらのプログラムの背景にあるのが、先輩が後輩に少人数で教える、という発足時から変わらない理念です。慶應義塾の財産というべきこの伝統を継承し、今後さらに発展させていきたいと考えています。

  ところで、2004年、法科大学院が発足したことにともない、司法研究室は法学研究所へと発展的に解消され、法律学、政治学研究の活動成果の社会への発信を行うことになりました。2026年度からは次の二点にも力を入れ、活動を展開していく予定です。

  一つは、国家公務員志望者を意識した活動です。具体的には、官僚の方の講演会を定期的に開催して、日々変化する行政の現場や行政をとりまく環境への理解を深めてもらいたいと考えています。ほかにも現在計画中のイベントもありますが、いずれにしても、法学研究所の活動を通じて、国家公務員志望の皆さんの人的交流が活発になっていくことを願っています。

  もう一つは、ICC(国際刑事裁判所)に関連する活動です。慶應義塾大学は2024年にICCMoU(基本合意書)を締結していますが、法学研究所には国際刑事司法研究所開設準備室(仮称)が置かれ、ICCのアジア太平洋学術フォーラムと密接な関係をもって活動していくことになりました。国際法や国際政治に関心をもつ皆さんにも、法学研究所は有益な情報を発信できることでしょう。

2026年 春
法学研究所長 奥 健太郎