慶應義塾大学法学部 法学研究所

組織

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所長挨拶

 法学研究所は、前身の司法研究室(1966年発足)を含めると50年以上の歴史があります。

 司法研究室は、先輩弁護士が司法試験合格を目指す後輩塾生に手弁当で指導をすることから始まり、答案練習会や法曹体験ゼミナール、国家公務員試験対策など、活動の幅を広げてまいりました。その後、2004年に法科大学院が発足すると、司法研究室は法学研究所へと発展的に解消され、法律学、政治学研究の活動成果の社会への発信を行うようになりました。

 20204月には法学部において、いわゆる「3+2制度」が始まりました。すでに何人もの塾生がこの制度を利用し、法曹へと羽ばたいています。現在、法学研究所では、ロースクール進学、予備試験合格、公務員を目指す塾生に、法律学の基礎力、応用力を養う講座を設け、多くの塾生に参加してもらえるように取り組んでいます。

 このように、法学研究所は、その時々のニーズに応じて変遷してきましたが、一貫して変わらないのは、先輩が後輩に少人数で教える、という発足時の理念です。法学研究所が提供する主要法律科目の講習、答案練習会、弁護士事務所での法曹体験ゼミナールなど、まさにこの理念に基づいて、三田法曹会の強力なバックアップのもとに実施されており、とくに、答案練習会は、問題の質の高さとともに、学外の模試とは比較にならない丁寧な指導・添削など、質の高いプログラムとなっております。ぜひ法学研究所を体験してみてください。

2024年 春
小山 剛